マニラでは、飲み物の自動販売機はなかった。それに比べ、日本はなんと自動販売機だらけなことか。フィリピンは南国なので暑い。脱水症状を起こさないようにこのレストランで水のペットボトルを買った。確か、僕が試しに英語で注文しようということになり「Can I buy this? How much?」(これ買えますか?いくらですか?)と聞いたところ、(非常に簡単なフレーズなので)ちゃんと通じて買うことができた。たしか、多田さんは水のペットボトルで、僕は炭酸ジュースのセブンアップを買ったように思う。

2日目のこの日は、多田さんが中国の北京言語大学に留学していた時のクラスメート「フランク」に会う日だった。フランクもベブちゃんと同じく、中国人の父を持つ、ハーフ・フィリピン人だった。彼の父は自動車メーカーの社長で、フランクもまたフィリピンの富裕層が住む街、マカティで暮らしていた。

フランクは最近(2015年9月20日 当時)結婚して、ヨーロッパにハネムーンに行っていたと言う。フィリピンへ帰ってきてから、時差ぼけを起こしてる、と多田さんに語っていたそうだ。

フランクとはマカティのグリーンベルトで12:00 p.mに会う約束を多田さんがしてくれていた。マカティまでは、マニラの電車を経験してみようということで、電車で行くことになった。フェルサールホテルから歩いて10分もしないところに、MRTの駅があった。乗車したMRTの駅は「ARANETA CUBAO sta.」(アラネタ・クバオステーション)で、降車した駅は「AYALA sta.」(アヤラ駅)だ。

マニラのMRTは、日本の時刻通りに来る電車と違い、時間通りに来ない。多田さんが言うには、政府の力が弱いので鉄道の運営に力が入っていないそうだ。アラネタクバオ駅ののホームに立って、30分ぐらいしてやっと、電車が来た。そして、すごい混んでいた。

フィリピンの人々は陽気で良い人だ、と思うが、混んでいる電車に乗った時はスリに逢わないように気をつけた。僕はこの時、ズボンのポケットに財布と、手にiPadを持っていた。

たしか、40分ぐらい乗車して、目的地の駅に着いた。スリには逢わなかった。

マカティは素晴らしく綺麗な街だった。お店の店員さんもすごく礼儀正しかった。物価が安いと言われるフィリピンではあるが、マカティの物価は東京と同じぐらいだった。ローカルな街で買ったコーラの500mlペットボトルは、¥40ぐらいだったが、マカティでは¥120ぐらいだった。

マカティの街並み
マカティの街並み

アヤラ駅に着いてから15分ぐらい歩いて、グリーンベルトに到着した。グリーンベルトと言うのは、Green belt mallというショッピングモールの名称のことだ。到着した時に、約束の時間まで30分ぐらいあったので、カフェでお茶をして待つことにした。と言っても僕は、マンゴージュースを飲んだ記憶がある。

約束の時間近くになると、フランクから多田さんにメールが入り、15分ほど到着が遅れるということだった。しかし、律儀な多田さんは、それを待たずに、待ち合わせ場所のグリーンベルトの入り口の前へと向かった。その時、僕はまだ、ジュースを飲み終わっていなかったので、5分ほど遅れて待ち合わせ場所へと行った。

待ち合わせ場所につくと、フランクは来ていた。無口な感じがする青年だった。この日はフランクと一緒に、マニラの観光所を巡るのだと思っていたが、フランクは僕たちと食事をするだけしか時間が取れないと言うことだった。フィリピンでの彼の友人のパーティへ、僕たちとの約束の次に行かねばならないと、多田さんに話していた。

グリーンベルトで食事をしようということになり、どこがいいかなぁ、ということで、アメリカン・レストランの「ペッパー」というお店に入ることにした。繁盛していて、たしか20分ぐらい待った。

ペッパーに入るまでの待ち時間で、会話をするフランクと多田さん
ペッパーに入るまでの待ち時間で、会話をするフランクと多田さん

ペッパーに入り、席に着くと多田さんはとても楽しそうにフランクと会話していた。英語でも中国でも会話していたように思う。僕は全く間に入れなかった・・・。僕はたしか、ステーキを注文したと思うが、店員さんが追加のオプションメニューを次から次へと進めて来て、まだ、外国をよく知らなかった僕は、OK,OKとそのオプションを全部注文してしまった。多田さんにはお世話にになっているので、ペッパーでの食事代は、僕の駿河VISAデビットカードで支払ったが、3800ペソ(当時、約¥11,000)もかかってしまった・・・。フィリピンは物価が安いと言うのに・・・。しかし、料理はすごくうまかった。また、食べたいと思うぐらいだ。

店内の風景 その2
店内の風景 その2
店内の風景 その1
店内の風景 その1
多田さんとフランクが食べた食事
多田さんとフランクが食べた食事
三人揃って
三人揃って

フランクとの食事が終わると、またいつか会おうと、彼とは別れを告げて、グリーンベルトの1階でタクシーを拾い、ホセ・リサール公園と向かうのだった。