ホテルで荷物を下ろすと、ベブちゃんがUberでタクシーを呼んでくれて多田さんとベブちゃんと僕の三人で乗ると、Mall of Asia(フィリピンの人が発音すると「モロベイシャ」と聞こえる)へと向かった。

フィリピンを含む、9月の南アジアの国々は雨季なので、タクシーに乗ってしばらくすると雨が降り出した。しかし、ドザーッと降ったわけではなく小雨がパラパラと降るぐらいだった。

モロベイシャへ向かう途中の景色 その1
モロベイシャへ向かう途中の景色 その1
モロベイシャへ向かう途中の景色 その1
モロベイシャへ向かう途中の景色 その2

現地時間で17時ぐらいになろうかという時間にモロベイシャへと着いた。モロベイシャは簡単に言うと東京のお台場みたいなところだ。マニラ湾面して大きなショッピングモールが連なっている。

不思議なことに、モロベイシャへと向かうときに降っていた雨は到着と同時にピタッと止んだ。そして、あいにくせっかく見にきた夕日は分厚い雲に隠れて拝むことができなかった・・・。

分厚い雲に覆われていた
分厚い雲に覆われていた

と思ったのだが、マニラの夕日は僕たちに気がついたのか、覆われていた雲は流れて行き、美しい夕日が現れたのだった・・・。

美しい夕日が現れた!
美しい夕日が現れた!

とても美しかった・・・(夕日はどこの国で見ても美しいのだろうが・・・)。すごく嬉しかった。雨がピタッと止み、見れないと思った夕日が現れた。なんと劇的なのだろう。記念に残すべきだと思ったので、三人一緒に自撮りをした。

三人で自撮りをした。左からベブちゃん、私、多田さんである
三人で自撮りをした。左からベブちゃん、私、多田さんである

記念写真を撮ると、夕食を取るためにショッピングモールへと向かった。そして、今、写真を見ると、やはり、お台場にそっくりだった。初海外ではあったが、人が多く、街が栄えているのを目にすると、東京にいるのと感覚的には変わらない思いだった(多田さんは「そんなことありません」と言うのだが・・・)

モロベイシャではあるが、お台場ではないですか?
モロベイシャではあるが、お台場ではないですか?

モロベイシャの入り口もそうだが、マニラにおいて人がたくさん集まる場所の入り口には、治安のために銃を構えた警官が警備にあたっている。空港でよく見る金属探知機を潜る必要があり、もし不審な者であればご用となる。フィリピンは治安が悪いとは言われるが、政府はそれなりに治安を強化しているのだ。訪れる前は銃撃戦とか目撃しちゃうのかなぁ、と思ったが今回の旅ではそれはなかった。

ショッピングモールは非常に栄えていた。現代だから当然か。イタリア料理でも、日本料理でも食べれる感じだったが、僕がフィリピン料理を食べたいと言ったのでベブちゃんがお店を選んでくれることになった。ベブちゃんがお店を選んでいる最中に、多田さんがATMでお金を降ろすことになった。

モロベイシャの中。栄えている。
モロベイシャの中。栄えている。

ATMでお金を降ろした後、(店の名前は忘れたが)フィリピン料理のレストランで食事を取ることになった。そういえば、空港からのホテルまでのプレミアタクシーは¥6,000ぐらいかかったのを、ベブちゃんがカードで支払ってくれていたので、お金を降ろしたばかりの多田さんに依頼して、僕たちがベブちゃんにペイし直した(そして、この時の食事代は僕がスルガ銀行のデビットVISAカードで支払った記憶がある・・・けど、おぼろげだ)。

僕はマンゴージュースを飲んだ
僕はマンゴージュースを飲んだ
ホタテのチーズ焼きみたいなの
ホタテのチーズ焼きみたいなの
可愛いベブちゃん
可愛いベブちゃん
オニオンリングとイカ焼き
オニオンリングとイカ焼き
なんと、チャーハン
なんと、チャーハン
店の中(イカしている)
店の中(イカしている)

写真を見てもらうとわかるが、フィリピンの料理は脂っこい料理が多い。というのは、中国の文化の影響を多く受けているからだと言われている。17世紀、18世紀頃に中国の人々が船でたくさん、フィリピンへきたという。一部は海賊で侵略し、一部は商人で中国の物を持ってきたので、その文化がフィリピンに影響した、とこの次の日の観光案内のおじさんが英語で言っていた。僕は脂っこくても平気で食べちゃうので、フィリピンの料理は僕の舌には十分合った。

この時、ベブちゃんの事をいろいろ聞いたのだが、妹と弟がいてオーストラリアで暮らしているという。お父さんは中国人だが、最近体調が悪く入院していたのだとか。ベブちゃんはフィリピンのラサールという大学を卒業していて、多田さんが言うには、「フィリピン大学が東大なら、ラサール大学は京都大学ぐらい優秀です」と褒めていた。海外の人々と知り合いになると、こう言う風に何気なく接していても相手は優秀なひとだということがある。僕のように学歴がない人が、国内で学歴のある人と知り合いになることは難しい(と僕は思う)が、海外の学歴のある人と友達になるは実に簡単だ。相手の文化と国を尊重し、笑顔で親しくなるだけだ。僕はこの経験を通じて、友人を大切にする、ということはどう言うことなのか、真面目に考えるようになったと思う。

フィリピン料理のレストランで食事を終えると、食後にまったりしようということでコーヒーショップに入った。レストランは僕がご馳走したので(そうだ、たしかに!)、カフェはベブちゃんがご馳走してくれるのだった。この時初めて、(日本の空港もそうなのだが)オーダーした後に、番号がついたブザーが鳴る小さな機器を渡されて、オーダーが出来上がるとブザーがなるという仕組みの注文を経験した。

このカフェで何を話したのかほとんど覚えていないが、カフェから見えるところにステージがあり、そのステージでは9月だというのにクリスマスソングが歌われていた。フィリピンはキリスト教が国教なので、9月の下旬からもうすでに、国はクリスマスシーズンなのだ。

フィリピンでの旅は、夜に多田さんと二人であってもあまり出歩かないということをルールにしていたので、カフェで時間を過ごすと19時ぐらいではあったが、ホテルへと戻ることにした。タクシー乗り場があったが、混んでいたので、また、ベブちゃんがUberで呼んでくれた。

モロベイシャのタクシー乗り場
モロベイシャのタクシー乗り場

Uberに乗ると、まずマカティへと向かい、ベブちゃんを降ろし、それから、僕たちのホテルへと向かってもらった。この時のタクシー代はベブちゃんが負担してくれたのだった。ホテルへ戻ると、水圧の(すごい)低いシャワーで体を洗い、床についた。たしか、10時になる前には就寝していたと思う。